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日常はまだ遠い・・・
国道沿いの渋滞は、ガソリンを買い求める長蛇の列。
ガソリンスタンドの前に最後尾がある。なんだ直ぐ入れるじゃん!と思ったら、列はスタンドの前を通り過ぎ、次の交差点で左折し、更に左折して折り返してUターンして裏道からスタンドに入るという流れになっていた。
本屋が開いていたので入った。購読しているコミックなど買った。そういえば久しぶりにレジでお金を渡した気がする。私の前のお客さんが、新刊の入荷状況を聞いていたが、11日の震災以降本の入荷は一切無いらしい。
この近辺は比較的被害が少なく、特に家屋などは無事なお店が多く、やろうと思えばどこも営業できる状態ではあるが、物が入ってこないので売りたくても売れない状態である。
本は腐るわけもなく、数日で棚の本が売りはけるようなものでもないので、新刊が無くても十分商売にはなるだろう。仙台に移行にも仙台もガスは通らず何かと機能していないと聞くし、ガソリンは無いし、電車も動いていない。各家々のレベルで見ると十分日常に近い状態になっているが、社会的に考えた場合、完全に町が停滞している。家と会社を往復するだけなら何も問題ないが、何か欲しいと思って町に出ても何もないのが現状だ。

流通という今まで当たり前に動いていた血の流れが滞って、社会という身体が固くこわばっている感じだ。
少なくとも我々は、物的な復興は幸いな事に必要が無い。そのかわり一刻も早く日常を取り戻さなければならない。
震災で家も何もかも全て失った人達の傍らで、今まで通りの日常を取り戻すことが、復興の近道なのだろう。

帰り道、自分の住む地区のメインストリートを通る。
子供の頃はお店もいっぱいあり、どこにいっても子供達が遊んでいた通りだが、今は寂れて数件のお店だけが営業している。
そんな昔から営業している2軒の精肉屋さんが大繁盛していた。新鮮な野菜やちょっとした日用品もおいてあり、棚一杯に商品がつまっていた。昨日立ち寄った空っぽのコンビニとはえらいちがいだ。地元に流通経路がある小さなお店はこんな時に大きな力を発揮することをみせつけられた。
うちも時々ここでコロッケやメンチカツ、とんかつなどを買っている。近くに建った生協のおかげで、経営は苦しいと思うが、これからもがんばってほしい。

アマゾンでポチッたら、配達出来ない地域といわれて予約をはじかれた。6月発売のゲームソフトだよ?予約が出来る頃には初回特典がなくなってるかもしれない・・・。

会社では、印刷機の調整の為にメーカーと運送屋が来ていた。
仙台や沿岸の会社は壊滅的な打撃を受けたが、人は無事らしく来てもらえた。
一通り作業も終わったが、何やら騒がしくあるお店までの道順を示す地図のコピーを頼まれた。
なんだろうと思ったら、近くの温泉の地図だ。そう、今日来てくれた人達はろくに風呂にもはいれなかったのだ。ローカルな放送で、銭湯に300人くらいの行列が出来ていたのも見たが、ガスが中心の都市部のお風呂事情は深刻なようだ。
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by Millicent | 2011-03-24 20:04